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20年間無敗の雀鬼に学ぶ知恵、あなたの成功への道しるべ(その1)

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この記事を開いていただいてありがとうございます。
この記事は、次の方向けに書かれています。
・今の生き方に迷いを感じている方。
・日々、仕事のプレッシャーでストレスを抱えている方。

目次

コンビニでの赤い薄い本との出会い

コンビニに入って店内を歩いている時に、赤い薄い本が私を手招いていました。

普段は、コンビニで本を買わないのですが、思わず買いました。
著者は、桜井章一さん。
なんでも、裏麻雀のプロでその世界では有名な方のようです。
曰く、20年間無敗の「雀鬼」の異名をとってた方です。

今の会社での挫折感のあった僕にとって、人生の指針の書も求めていました。
しかし、麻雀のプロの方に学ぶとは思ってもみませんでした。
普通の会社員だった僕と、裏麻雀のプロで 20年間無敗の方とは全く違います。
共通点があるとも思えません。
昔だったら、読まなかったでしょう。
定年前で心が弱っていたのかもしれません。

しかし、本のタイトルに魅かれたのです。


とうとするな負けの99%は自滅である」 

会社員人生で最後は、挫折感があったので、何が良くなかっのか知りたいと思ったのか、
60歳からの人生の参考にしたかったのかは、わかりませんが、買って読んでいます。

この本を読んでみると、今まで足りなかったものが何かがわかったような気がしました。
薄い本なので、何回も読み返してはいるのですが、読み返すたびに新しい発見があります。
僕の気づきについて紹介していきます。

誰もが「負けない人」になれる

著者の桜井章一さんについて紹介します。

1943年東京・下北沢生まれ。大学時代に麻雀を始め、裏プロとしてデビュー。以後、圧倒的な強さで勝ち続け、20年間無敗の「雀鬼」の異名をとる。現役引退後は、「雀鬼流感漢道麻雀道場 牌の音」を開き、麻雀を通して人としての道を後進に指導する「雀鬼会」を始める。モデルになった映画や漫画も多く、講演会などでその雀鬼流哲学を語る機会も多い。

 勝とうとするな負けの99%は自滅である 桜井章一プレジデント社2022 より

「勝つ事」を目指してはいけない

僕達は、負けるのはダメな事で、勝つことが良い事だと思ってきました。
学校の勉強でも運動でも、人より出来る(勝つ)ことが良かったです。
社会人になると、競争は激しくなっていろんな事を考えると思います。
例えば、次のような感じではないでしょうか。
・人より良い仕事をしたい。
・社内のコンペになれば、自分が一番になって選ばれたい。
・仕事を認められて出世したい。 
そんなの常識じゃない?
と思いますが、その考え方と違うのが、桜井章一さんです。 

桜井章一さんの考えは、僕達とは全く違っています。
雀鬼は、勝たないと意味ないじゃない。
20年間、負けた事ないんですよね。
と思ってしまいますが、違うのですね。

桜井さんは、「負けないことが、本物の強さ」だと言っています。

「負けない」と「勝つ」は全く違うのです。
著書から引用しますので、読んでみて下さい。 

 「負けない」と「勝つ」ーーーーー。
 勝負や人生に対するこの2つの姿勢は、結果的には同じ事を意味していても、本質においては、全くの別物である。
 たとえば、「強さ」という点に関しては、最終的に、「負けない」のほうが「勝つ」よりも勝っている。
 「勝ちたい」という気持ちは、根底に「脆さ」を抱えているからだ。

雀鬼会会長 桜井章一 「勝とうとするな負けの99%は自滅である」プレジデントムック 2022年 からの一部引用

「勝つこと」は、根底に「脆さ」を抱えているという指摘に、思わずハットなりました。
僕は、勝ちたい、勝ちたいと思ってきたから、脆かったという事になります。
僕は、今、契約社員ですが、同期には役員になった人もいます。
その差は、何だったのか?
と考えてみた事もありましたが、原因は、自分でははっきりしませんでした。

この桜井さんの言葉を読んだ時に、これは、真実かもしれないと直感しました。
今までの僕は、勝ちたい、勝ちたいと思っていたから、上手くいかなかったのではないかと。

勝ちたいという気持ちに、脆さを抱えているとはどういうことでしょうか。
桜井さんの著書からの引用を続けます。

「勝ちたい」という気持ちは、欲望と同じで限度がない。
もう一方の「負けない」という気持ちは、人間の素の部分、本能に近いところにある。
つまり、「負けない」という気持ちには、「もうこれでいい」という満足感、納得感がある。
ひるがえって「勝ちたい」という気持ちには、欲望と同じでどこまでいっても満足というものがない。
満足がないゆえに常に不安を抱え、心から幸せな気持ちになることはない。
そこから綻びや脆さが生じてくるのである。

雀鬼会会長 桜井章一 「勝とうとするな負けの99%は自滅である」プレジデントムック 2022年 からの一部引用

勝ちたいという気持ちは、欲望と同じで際限が無く、満足というものがないので、常に不安を抱えているということなのでですが、僕の会社員生活を振り返ってみると、本当にこのとおりだと思います。

会社員のみなさんも、今、不安の中で生活しませんか?
僕は、結構、毎日が不安でした。
いわゆる、さざえさん病にもかかって、日曜の夕方になるのが何より嫌でした。
一つの仕事が終わっても、ミスはなかったか?とか、人はどう思っているのか?と感じでいました。
他人のやっている仕事も気になって、他人の仕事ぶりには、攻撃的な言動をしていたように思えます。
この根源は、何だったのか?

「勝ちたい」という気持ちが不安の根源の一つだったということなのです。

もう一つ、これはその通りと、思ったことがあります。
それは、勝つって得たものは少なく、失うものが大きいいうことです。

勝つことによって失うものを著者から引用しました。
全くもって、そのとおりです。

「勝つ」というのは、何かを得ることだ。勝利とともにもたらされるのは、お金や出世、名誉や評判だったりする。しかし、自然の摂理からいえば、得たものは失う運命にある。寄せる波は必ずひくのだ。
得たものの多くは、齢を重ねていく中で徐々に色褪せ、姿を消していく運命にある。
勝ちたいと思って勝ち、得たものが大きいほど、失うものは多くなる。

(中略)

失うものは、お金や評価など、具体的に得たものだけではない。
仕事や人生において自分が「勝つ」ことばかりに囚われた人は、利己的な振る舞いがすぎて周囲から信頼を失うことだってある。勝つためのエネルギーを使いすぎて、家族や友人と一緒に過ごすべき大切な時間を失っていることもあるだろう。

(中略)

「勝つ」に囚われすぎすことで生じるマイナスは、おそらく本人が思っている以上に大きなものだ

(中略)

仕事でも人生でも「負ける」という行為の99%は「自滅」だと思っている。
簡単にいってしまえば、「勝ち」を求める人は、その動機や行動の中に自滅の要素がすでにあるからだ。
勝とうとする欲望から、むしろ不必要な事ばかりしてしまう。

雀鬼会会長 桜井章一 「勝とうとするな負けの99%は自滅である」プレジデントムック 2022年 からの一部引用

僕のこれまでの人生に当てはめると、まさにそのとおり。

勝って得られたものは、齢を重ねる中で徐々に色褪せ、姿を消していく運命にある。
今まで、会社である程度の成果を残して、出世をして、給与も発言の影響力を高めていった。
その後、定年を迎えた時に、全ては無くなる。
これは、定年になってみないと分らない。
給料も0になるわけではないが、全ては無くなる感覚に近い。
残ったものは、何だろう?
今までの会社員生活は、何だったんだろうと思う。

「負けない」姿勢で生きていこうではないか

負けないという姿勢で得られるものは、大きいというけれど、
僕は、これまで、「負けない」という感覚は持っていなかった。
あるのは、「勝つ」か「負けるか」である。
「負けない」姿勢が人生にもたらすものについて、著書から引用しました。

「負けない」という姿勢には、「勝つ」こととセットしてある「失う」という感覚が希薄である。
「負けない」姿勢には、満足感と納得感が最低限あればいいという思いがあるからだ。
(中略)
「格好よく負ける」ことは、結果として「負けない」ことにつながる。
「格好よく勝とう」と思うときは、自分のことだけが頭にあるが、「格好よく負ける」には自分だけでなく、勝負をしている相手も含めて全体を考える気持ちの余裕と視野の広さがある点だ。
(中略)
勝負というのは、単純に相手を打ち負かせばいいのではない。ともに協力し合っていい形につくりあげるという意識がまずは大事なのだ。相手を倒すのではなく力を合わせる。この感覚がいい勝負を導き、人を大きく成長させるのである。
(中略)
「勝ちたい」ではなく、「負けない」ことに軸足を置けば、勝負にたいする思考も行動も180度変わる。同じ負けるにしても、少なくとも自滅による負けは避けられるだろう。


雀鬼会会長 桜井章一 「勝とうとするな負けの99%は自滅である」プレジデントムック 2022年 からの一部引用

確かに、ライバルであつても、人と協力しあっていい形を作り上げるのは楽しい。
そこの点は、僕にも納得できる。
いろんな本を読んでも、ライバルが争いながら助けあって、イノベーションを起こす物語が多い。
そういうことなんだろうなと頭の中では思う。

しかし、実感がない。
でも、そんな人生を送れたら楽しいだろうと思う。
誰かと張り合いながらも、切磋していく。
これまでの、僕には、見られなかった行動になると思う。
負けない姿勢をしようとして、学び、実感していきたいと思う。

負けない姿勢を身に着けるためにどうしたら良いのか

僕は、負けない姿勢を身に着けて、これからの人生を生きていきたいと思っています。
どのようにしたら、負けない姿勢を見につけられるのか?
これも、著書から引用してみます。

勝負においては、「己に勝つ」ことが大事だと良くいわれる。
己に勝てなければ相手には負けるし、己に負ければ相手にも負けるのである。
人間は、欲我のかたまりであり、それゆえに利己的な行動をとったり、少しでも楽をするためにズルをしたりする生き物である。自分をごまかさないというのは、こうした醜くなりがちな考えや行動をいかに律するかということである。
(中略)
負けない力を培うには、テクニックや知識を捨てた素の自分で勝負することを前提にしないといけない。
このとき、素の自分を支えるものは、「感覚」である。
感覚が大切なのは、思考が強く求められる仕事もそうだろう。
違和感があるかないか、気持ちの良いものかどうか、人の気持ちを動かすかどうか。
感覚を土台に考えを方向づけ、行動を決めていく。
このことは、いかなる勝負をするうえにおいても必要不可欠な条件なのである。

雀鬼会会長 桜井章一 「勝とうとするな負けの99%は自滅である」プレジデントムック 2022年 からの一部引用

負けない姿勢を作るために必要な事は、次の2つ。

1.己に勝つ
2.テクニック、知識を捨て、素の自分の感覚で勝負する

負けない姿勢を作るには、自分をしっかりしないといけないということ。
会社員生活で、身についた、惰性的な習慣を改善することから始めないといけない。
一般常識とか、慣習とか、前例とか、自分の習慣は、僕にまとわりついている。
これを一旦、クリアにしないといけない。
一旦、捨ててしまえ!
という事だろうと思う。

〇「己に勝つ」⇒負けない人は、自分に勝っている。

自分には、甘かったように思う。
うまくいかないのを、他人とか会社のせいにしているところがあった。
自分の中にあって、悪い所だと思う要素を改善する事はあまりなかった。
今から、自分の性格や価値観から、目を向けずに、改善すべきもは改善する。
僕のとりあえずの具体的な取り組みをいくつかやってみようと思う。

・利己的な考えをやめる
・ズルはしない 
・すぐ、あきらめない 等

〇「素の自分の感覚で勝負する」⇒余計なものを捨てれば、負けない。

今の僕には、テクニックや知識が一杯詰まっている。
それを身に着けるのが、自分の価値観になっていし、強みだと思っていた。
しかし、それを捨てないといけない時が来た。
今まで一生懸命貯め込んできたもを一旦、全部、捨てるという大決断。
やってみよう。
素の自分というのは、どんな自分なんだろう?
そんな風に思う。
一旦、捨ててみて、素の自分とは、どんなものか発見してみたい。
それが、発見できた時に、僕は、今より断然、強い人間になっているのだから。

今回は、ここまでにしたいと思います。
桜井章一さんの著書は、薄い本ですが、中身が一杯詰まっています。
僕も、読み込んで自分の人生の指針にしていきたい思っています。
続編に、ご期待下さい。

まとめ

  • 勝ちたいという姿勢は捨てて、負けない姿勢に切り替える
  • 負けない姿勢に必要なのは、「己に勝つ」「素の自分の感覚で勝負する」
  • 桜井章一さんの教えは、他にも多いので少しずつ学んでいこう

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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