この記事を開いて頂きありがとうございます。
この記事は、次の人向けに書かれています。
・60歳からの生活に不安を感じている方。
・50代で、定年後の生活に不安を感じている方。
・日々の生活に充実感を求めている方。
今回のテーマは、人生の大先輩の本から、60歳からの生き方を学ぼう
定年後の男性への見方は、女性を中心として、超厳しいものがあります。
以前、定年本でヒットした、内牧牧子さんの「終わった人」(講談社)を読んだんですが、男性には冷たいく感じるものでした。
書き出しが、「定年って生前葬だな」なのでしかたないのですが、、最後まで寂しい男の物語で、なんとも言えない気分で読了しました。
女性からみると、定年は、男にとっての終わり。
定年後の男性は、希望の無いものに思えるのかもしれません。(そうでなければ、すみません)
読んでいた、僕もそんな感じになってしまいました。
定年は、人生の終了って感じです。
しかし、それではあまりにも寂しい。
人生100年時代になって、残された日を毎日、日曜日で過ごすには、60歳は若すぎます。
男性の先輩から学ぶ、60歳からの生き方
そこで、今回は以前の反省を踏まえ、著者が男性の60歳からの生き方の本から、何かを発見しようという企画です。
本のセレクトは、前向きなものにしていますし、著者は私の好みです。
一般的なものかどうか、わからない事は、ご容赦下さい。
今回、選んだ著者は、次の方々です。
渡部昇一さん:元上智大学名誉教授(故人)
弘兼憲氏さん:マンガ家、島耕作シリーズで有名。
高橋伸典さん:会社員を早期退職し、セカンドキャリアコンサルタント。
それぞれの著者による本は次のとおりです。
・60歳からの人生を楽しむ技術<新装版> 渡部昇一 祥伝社 2022年
・弘兼流60歳から、好きに生きてみないか 弘兼憲氏 三笠書房 2022年
・退職後の不安を取り除く 定年1年目の教科書 高橋伸典 日本能率協会マネジメントセンタ 2022年
この本の中から、テーマ毎にアドバイスを纏めてみるのが今回の企画です。
著者達の職業も経歴もバックボーンも違うので、どうなるかはワクワクしながら、抜きだしてみました。
抜き出してみると、意外にも同じようなアドバイスがありました。
今回は、著者特有のアドバイスは、横においておいて、3人のうち、2人以上が触れている事項について、抜き出しています。
この記事に書いてある文章も、原文とは異なるのですが、意味を読みとって下さい。
なお、著者特有の文体や言い回しが気になる方は、原本を読んでみて下さい。
異なるスタイルで書かれていますので、個性満載ですよ。
男子の先輩からのアドバイス
テーマは、60歳からの「考え方」「人生設計」「死生観」「時間の使い方」「生活の心構え」「働き方」「お金」「人間関係」「学ぶ」「若さを保つ」に分けてみました。
では、先輩方のアドバイスへ出発します。
60歳からの考え方
- 60歳は、社会人としての義務から開放される年
- 60歳からの時間は、「もう一つの青春」
- 賢明さより、楽しさに重きを置いて生きる
- 趣味や仕事を通じて、誰かが喜んでくれる事がエネルギーになる
- 長い会社員生活の中で経験した人間関係の機微や知見をいかす
人生設計
- 過去の自分を思いだして、得意な事、出来た事について自分をほめる
- これからどう生きるのか、自分の中に眠っているイメージを掘り起こす
- こんな事やりたいリストを作る
- 鮮烈なイメージ(=願望)を持っていると、人生は自然とそこに向かう
死生観
- 「ピンピンころり」で人に迷惑をかけない
時間の使い方
- 体力の衰えや物忘れより、漫然と時を過ごす事がずっと恐ろしい
- 時間は貴重。貴重な時間を大切に使うために、期限を設ける
- 年、月、週の単位では無く、日の単位で考えていく
生活の心構え
- 遊びも真剣にやる
- 新しいジャンルに挑む事を恐れない
- 見切り発車、まずは始めてみる
- 60歳からは、回りの評価は気にしない
- 持ち物は、量から質にシフトする
働き方
- 給与はともかく、働く事、自体がうれしい
- 副業にチャレンジする
お金
- 自分の欲しいものには、しっかりお金を使う
- 自分の為に自分の財産は使いきる
- 夢をかなえるためには、借金してもよい(貸してくれる相手がいれば)
人間関係
- 話すより聞く。威張るより笑う。
- 上から目線をやめて、人から学ぶ気持ちを持つ
- アドバイスは、相手の知りたい事をピンポイントでする
- 自己開示をして、自分の失敗や弱みを見せる
- 相手に関心を持つ
- 「頼り」「頼られる」の、お互い様の関係を作る
- 行動する事で新たなつながりが生まれる
- 趣味、遊びのネットワークを作る
- 若い世代とWin-Winでコラボする
学ぶ
- 60歳からの学びは、最高の遊びの一つ
- 老いて学ぶのは、それ自体が楽しくてしょうがない
- 高齢でも記憶力は鍛えられる
- 関心のある分野の専門家とネットワークを作る
若さを保つ
- 頭と体を使い続ける
- やりたい事があると無いでは、若さに差がでてくる
- 音読、カラオケ、舌のトレーニングがおすすめ
以上で、アドバイスは終了です。
みなさん、いかがでしたか?
気にいったものや、心に感じたものは、ありましたでしょうか?
もし、気にいったものや、心に感じたものがあれば、それを自分なりに書き出してみる事をお勧めします。
書き出すと、自分の思いを確認することもできますし、記憶にも残ります。
先輩のアドバイスを受けて、僕なりにまとめた元気になるリスト
アドバイスを受けて、僕なりに自分の心に響いた事も足して、自分が元気になるリストを作りました。
自分への呼びかけということで、呼びかけてみました。
自分が元気になる自分への呼びかけ
- 60歳まで頑張ってきたんだから、今からは楽しく自分のために使おうよ
- 人間関係は、大切だよ。新しい人達とのゆるい関係をつくろうよ
- やりたい事リストを作って、時間を区切ってやろうよ
- 毎日を忙しくにすごそうよ。遊ぶのも真剣にやろうよ
- 60歳からは、学ぶ事も楽しいよ
- 体も頭もフル回転して、若さを保とうよ
当たり前のようにも思えるのですが、一般常識とは違うと思います。
一般常識は次のような感じですよね
- 年取ったんだからゆっくりやろうよ
- 毎日が、日曜日だよ
- 人に迷惑かけちゃだめだよ
- お金は大切だから、とにかく節約しようよ
- 病気になったら、すぐに、医者にいこうね
- 認知症になると大変だから、脳トレぐらいしてね
これと、僕のまとめたリストを比べると、とても違います。
一般常識で暮らしていて、元気な老人になる事ができるのでしょうか?
社会の役割を終えたので、後は、人に迷惑をかけずに静かにしていてね。
これが、社会が老人に向けた言葉ではないでしょうか。
とても、とても、元気な老人には、成れないでしょうか。
老人の元気が無くなれば、社会も暗くなります。
人生100年時代に、これまでの、一般常識の暮らし方をしてはいけない。
元気で、社会を明るくする活動に取り組まないといけない。
60歳からは、毎日が日曜では無い。
自分の遣りたいことに向かって日々、忙しく過ごすから。
いつからでも、夢はかなえられる。
それを証明する、60代になりましょう。
人生は、60歳からが大事。
これからの一般常識になったら、社会は、明るく活気に満ちるでしょう。
まとめ
- 人生に先輩のアドバイスをまとめてみた。
- 自分なりのまとめをして、時々、眺めてみよう
- 60歳からの、一般常識を変えていこう
最後まで読んで頂き大変ありがとうございました。